• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

多元国家マレーシアにおける歴史教科書問題―歴史観・論争・影響

研究課題

研究課題/領域番号 15K01866
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 地域研究
研究機関東京外国語大学

研究代表者

左右田 直規  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (30345318)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード歴史認識 / 歴史教科書 / ナショナリズム
研究成果の概要

本研究の目的は、多元国家マレーシアの歴史教科書問題の構造と動態を明らかにすることである。具体的には、①歴史教科書に描かれた「国史」の歴史観がいかなるものなのか、②歴史教科書はいかなるプロセスや政治力学の中で作成されるのか、③歴史教科書の叙述をめぐる論争の争点は何であり、対立軸はどこにあるのか、④歴史教育の現場で歴史教科書はいかにして受容され、いかなる影響を及ぼしているのか、について検討を加えた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じて、①マレーシアの歴史教科書に描かれた「国史」の構造と特質が浮き彫りにされ、②歴史叙述をめぐる論争の争点と対立軸が示され、③歴史教科書の受容の実態が明らかにされるとともに、④本研究の事例から、多元国家における歴史認識をめぐる課題と方策が探求された。これらの成果には、東南アジア地域研究における学術的意義とともに、歴史認識・歴史教科書問題への理解を深めるという意味で社会的意義が認められる。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2019 2018 2017 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 図書 (7件)

  • [雑誌論文] 「国境を越える『マレー世界』運動の可能性と問題-ドゥニア・ムラユ・ドゥニア・イスラーム(DMDI)運動を中心に」2017

    • 著者名/発表者名
      左右田直規
    • 雑誌名

      『東洋大学アジア文化研究所研究年報』

      巻: 51 ページ: 276-277

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 「戦前期英領マラヤのマレー語歴史教科書に見る歴史認識――イスラームに関わる記述を中心に」2016

    • 著者名/発表者名
      左右田直規
    • 学会等名
      「東南アジアのイスラームと文化多様性に関する学際的研究」研究会
    • 発表場所
      東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(東京都府中市)
    • 年月日
      2016-07-16
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 創られる多民族国家――マレーシアとシンガポールから考える2015

    • 著者名/発表者名
      左右田直規
    • 学会等名
      文京アカデミア
    • 発表場所
      東京外国語大学本郷サテライト
    • 年月日
      2015-11-05
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 「島嶼部東南アジア」『東南アジア文化事典』2019

    • 著者名/発表者名
      左右田直規
    • 出版者
      丸善出版
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 「植民地史の換骨奪胎――イブラヒム・ハジ・ヤーコブとマレー史の再構築」小泉順子編『歴史の生成――叙述と沈黙のヒストリオグラフィ』2018

    • 著者名/発表者名
      左右田直規
    • 出版者
      京都大学学術出版会
    • ISBN
      9784814000579
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] "The Transformation of Pan-Malayism in Post-war Malay(si)a," Tokoro Ikuya and Tomizawa Hisao (eds.) Islam and Cultural Diversity in Southeast Asia (Vol.2): Perspectives from Indonesia, Malaysia, the Philippines, Thailand, and Cambodia2018

    • 著者名/発表者名
      Soda Naoki
    • 出版者
      Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies
    • ISBN
      9784863372597
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 早稲田大学アジア太平洋研究センター2017

    • 著者名/発表者名
      早瀬晋三・白石昌也編
    • 出版者
      『朝日新聞大阪本社所蔵「富士倉庫資料」(写真) 東南アジア関係一覧』
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] 『タウンボーイ』2015

    • 著者名/発表者名
      ラット(左右田直規訳)
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      東京外国語大学出版会
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 「多文化空間における出会いと別れ――『タウンボーイ』を読む」ラット『タウンボーイ』(左右田直規訳)2015

    • 著者名/発表者名
      左右田直規
    • 出版者
      東京外国語大学出版会
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 「マレーシア料理――海の十字路の食文化~その多彩さとつながり」沼野恭子編『世界を食べよう! 東京外国語大学の世界料理』2015

    • 著者名/発表者名
      左右田直規
    • 出版者
      東京外国語大学
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi