研究課題/領域番号 |
15K01892
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2018) 東京外国語大学 (2016-2017) 東邦大学 (2015) |
研究代表者 |
細谷 幸子 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 准教授 (60516152)
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研究分担者 |
松永 佳子 東邦大学, 看護学部, 准教授 (70341245)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | イラン / サラセミア / 選択的人工妊娠中絶 / イスラーム / 生命倫理 / 遺伝性疾患 / 障害者の権利 / 患者の権利 / 人工妊娠中絶 |
研究成果の概要 |
本研究では、イラン・イスラーム共和国における選択的人工妊娠中絶をめぐる議論と実践を、病気や障害をもつ人たちの「生きる権利」に注目して分析し、現代イラン社会を理解することを目的とした。本研究では、世界で最も多い遺伝性血液疾患の一つであるサラセミアに関連する問題群に調査対象を絞ることで、1)サラセミア保因者スクリーニングの倫理について、2)重症型サラセミア患者の生活実態について、3)重症型サラセミア患者のアドボカシー活動と「生きる権利」について、情報を得て考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、1)選択的人工妊娠中絶と病気や障害をもつ者の人権をめぐりイランで重視された論点を整理し、欧米・日本の生命倫理の議論とは異なるイラン固有の文脈を提示した。2)国際的な人権に関する議論の場でイランと関連づけて論じられるイシューとは別のアドボカシーの実践について、患者の権利を求める活動の具体的な取り組みを論じた。以上2点から、イラン社会の理解促進と生命倫理の議論の発展に貢献できるだろう。
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