研究課題/領域番号 |
15K01904
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 島根県立大学 (2018-2019) 島根県立大学短期大学部 (2015-2017) |
研究代表者 |
塩谷 もも 島根県立大学, 人間文化学部, 准教授 (90456244)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 地域研究 / インドネシア / 服飾文化 / イスラーム / ヴェール / バティック / アイデンティティ / イスラム / 服飾 / グローバル化 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、インドネシアを代表する服飾(ムスリムファッションとバティック)のグローバルな展開を、アイデンティティに結びつけながら、現地調査に基づいて具体的・実証的に分析した点である。バティックを活用したアイデンティティ育成の現状と変化、あわせてマレーシアやシンガポールでの展開に関する研究も行なった。 ムスリムファッションについては、イスラーム的な「正しさ」とファッションの間で、バランスを保ちながら、独自のものを生み出している状況を明らかした。近年の新たな服飾とアイデンティティの動きについても調査から明らかになり、日本との比較も含め、今後の研究発展につながる知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的・社会的な意義としては、まずは多民族国家であるインドネシアを対象として、服飾を媒介とし、グローバル化とアイデンティティに関する研究を実施した点である。生活に密着したもので、なおかつ人々のアイデンティティと結びつくものでありながら、必ずしも先行研究が豊富ではなかった服飾に焦点をあて、グローバル化と結びつけて分析した点に、本研究の特徴がある。 国民意識と結びつくバティック、宗教意識と結びつくムスリムファッションという2つの異なるアイデンティティを体現するものを同時に研究し、グローバル化が進行する中でのアイデンティティを考察したという点で、独創性もそなえているといえる。
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