研究課題/領域番号 |
15K01910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 埼玉大学 (2017-2018) 大阪経済法科大学 (2016) 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(新領域融合研究センター及びライフサイ (2015) |
研究代表者 |
幅崎 麻紀子 埼玉大学, 研究機構, 准教授 (00401430)
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研究分担者 |
庄司 一子 筑波大学, 人間系, 教授 (40206264)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ポジティブアクション / 女性の社会参画 / 家庭内役割の変容 / ジェンダー観の変容 / ネパール / 就労 / 家族 / ジェンダー役割 / クォータ制 / リプロダクション / 仕事と家庭の両立 / 女性の政治参画 / ライフヒストリー |
研究成果の概要 |
本研究から、女性がポジティブアクションによって社会活動に参画し、公的なポストに就き収入を得ることは、中長期的には、家庭環境を変容し、妻・嫁・娘としての役割にも影響を及ぼしていることが、ネパール社会における事例より明らかになった。ポジティブアクションを導入することは、女性の社会活動への参画をもたらしたのみならず、その女性の社会参画の正当性を高め、当該社会の人々が抱くジェンダー観と女性役割の変容にも繋がっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ジェンダー格差是正のためのポジティブアクションの導入が、人々の価値観や生活にどのような影響をもたらしているかについて、ネパール社会を事例に捉えるものである。ポジティブアクションを批判する議論は少なからずあり、ポジティブアクションへの理解を得るためには、それがもたらすインパクトを学術的に分析し、丁寧にそれを議論する必要がある。ポジティブアクションを導入された地域の人々のローカルな視点に立ってその影響を分析することは、ポジティブアクションへの理解を醸成する上で、社会的にも学術的にも意義あることへと繋がる。
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