研究課題/領域番号 |
15K01914
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
川島 慶子 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20262941)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | マリー・キュリー / ジェンダー / 科学史 / 放射能研究 / 女性科学者 / 湯浅年子 / 放射能 / ロール・モデル / イレーヌ・キュリー / 科学 / ロールモデル / シスターフッド |
研究成果の概要 |
本研究は、ノーベル賞を二度受賞したらマリー・キュリーのキャリアの中でも、今まで注目されてこなかった、指導者としてのマリー・キュリーの側面に着目したものである。マリーは夫ピエールの死後、その後任としてフランス初の大学教授となり、その後ラジウム研究所の初代所長として多くの国内外の研究者の指導に当たった。マリーは世界初の最先端の科学研究所の女性所長であり、そこには男性だけでなく、多くの女性研究者が彼女の指導を仰いでいた。これらの研究者にとって、マリーは貴重なロールモデルであり、また彼女たちはそれぞれが次の世代の女性たちのロールモデルとなったことが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、女性科学者が社会でその本領を発揮するためには、環境の整備、特にジェンダー・ハラスメントのない環境で、適切なロールモデルを見ながら仕事を行うことがいかに大切なのかを示すことができた点で社会的な意義があったと考える。また、フランスの状況だけでなく、戦後の日本の理科系の女性たちの進路の変化動向も同時に分析したことから、わが国でもフランス同様の大きな変化があり、科学・工学分野での女性の社会進出が発展してきたことが判明した。
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