研究課題/領域番号 |
15K01934
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
村瀬 敬子 佛教大学, 社会学部, 准教授 (20312134)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 郷土食 / 郷土料理 / ジェンダー化 / 伝統 / 婦人雑誌 / 家庭料理 / 主婦役割 / ジェンダー / 主婦 / メディア表象 / 名物料理 / アイデンティティ |
研究成果の概要 |
本研究は、郷土食/郷土料理と国家の政策が結びついた戦時期をはさんで、1920年代から1980年頃までに、郷土食/郷土料理がマスメディアにおいてどのように表象されていったのかを、主にジェンダーの観点から明らかにした。婦人雑誌『主婦之友』等の分析の結果、1920年代から30年代にすでに郷土食/郷土料理のレシピが雑誌に掲載されており、主婦が日々采配する「家庭料理」として表象されることで、この時期に郷土食/郷土料理はジェンダー化していた。さらに戦時期の代用食としての「郷土食」、高度成長期の郷土食/郷土料理の表象の転換についても考察を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで学術的に明らかにされていなかった、近代日本における郷土食/郷土料理とジェンダーの関係を明らかにした。いかに郷土食/郷土料理にジェンダー化していったのか、どのように「伝統」が読み込まれていったのかを指摘することで、現代まで続く食をめぐる性別役割分担の形成過程の解明に寄与するとともに、今後の郷土食/郷土料理にかかわる政策等に示唆を与えることができる。
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