研究課題/領域番号 |
15K01941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
大山 勲 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (20160640)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 観光地 / 景観 / 伝統 / 意識調査 / 中国 / 地域資源 / 環境保全 / 伝統的空間 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,中国における伝統的資源を活用した観光地に対する観光客と住民の意識を明らかにすることである。得られた成果は以下の通りである。「住民の生活の様子」「歴史上の物語」の伝統的文化の要素が満足度に高める影響を与える。しかし、これらは現在の地域の弱い部分であった。「伝統的生活の体験」「住民生活の様子を見る」といった生活文化資源は期待していたが満足が得られておらず、「住民とのふれあい」は住民(商業者)の意識も弱く、意識差が生じていた.現在、中国で進行している生活文化を消失させるテーマパーク型の開発が観光客の満足を下げる傾向を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国では伝統的景観を有する観光地への人気が高まっている。本研究はそのような観光地の住民と観光客に対して意識調査を行い、意識の現状を定量的に明らかにした。既往研究の経済的評価や定性的評価ではなく意識面における定量的で信頼性の高い新たな知見を得ることができた。 また、伝統的景観を有する観光地で進められているテーマパーク化の政策は観光客・住民両者のニーズに合っておらず政策の方向転換の必要性を指摘でき、さらに、現在の中国における観光客の意識変化の実態はわが国の今後のインバウンド観光政策に対しても新たな知見を提示することができた。
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