研究課題/領域番号 |
15K02001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 山口大学 (2018) 大阪大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
小山 虎 山口大学, 時間学研究所, 講師(テニュアトラック) (80600519)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 分析哲学 / 分析形而上学 / 分析哲学史 / メタ形而上学 / 哲学方法論 / 概念分析 / 二十世紀学問史 / 概念合成 |
研究成果の概要 |
本研究によって、メタ形而上学における実在論的アプローチと反実在論的アプローチの間の論争を調停する具体的手法として、分析哲学の方法論を歴史的観点から再検討することで形而上学的接地関係に新たな定式化を与えるというアプローチの有効性が明らかとなった。加えて、こうした歴史的再検討により、分析哲学に対して、それ以外の諸分野(例えば、新カント派、オーストリア哲学、ポーランド哲学、アメリカ観念論、新実在論など)や他分野の歴史(心理学史、行動科学史、大学制度史など)との関係から新たな特徴づけが与えられることも明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実在論的アプローチと反実在論的アプローチの論争という分析哲学における近年の大きな論争の一つが、単なる二つの相容れない立場の対立ではなく、歴史的背景に基づいたものとして特徴付けることが可能であるという本研究の成果は、分析哲学における最先端の研究状況を明確化するものであり、本研究成果を参照することにより、分析哲学の研究が他分野に広まる際に誤解が減少することが期待できる。また、分析哲学の歴史的再検討は、これまでは知られていなかった他分野との関連性を明らかにするものであり、現代の社会的問題に対して分析哲学が貢献する可能性を広げるものである。
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