研究課題/領域番号 |
15K02012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
池辺 寧 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (00290437)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ハイデガー / 哲学 / 科学の実存論的概念 / 医学 / 気づかい / 身体性 / 痛み / 自然災害 / 科学技術 / 死 / 科学の危機 / 主題化 / トゥームズ / 学問論 / 真理 / 生活世界の声 |
研究成果の概要 |
本研究ではまず、ハイデガーが科学を実存の仕方の一つと捉えている点に着目し、彼は科学の根底には哲学が存していなければならず、研究者が自らの専門分野に即して哲学することに自覚的にならなければならないと考えていたことを論じた。次に、現存在(人間)の存在が気づかいであるがゆえに、現存在の行為は可能になるとハイデガーは考えていた点に着目し、彼は身体に対する気づかいの優位を説いていたことを指摘した。さらに本研究では痛みや自然災害を主題にして、高度に技術化した現代社会にあっても人間には制御しえないものと人間との関係について考察した。
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