研究課題/領域番号 |
15K02015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 東洋大学 (2016-2017) 自治医科大学 (2015) |
研究代表者 |
稲垣 諭 東洋大学, 文学部, 教授 (80449256)
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研究分担者 |
齋藤 慎之介 自治医科大学, 医学部, 講師 (40726288)
西依 康 自治医科大学, 医学部, 助教 (40749529)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | レジリエンス / システム論 / 現象学 / 臨床システム / オートポイエーシス / サイバネティックス / 社会システム理論 / 精神医学の哲学 / 精神分析 / 臨床 / システム / 自己 / サイバネティクス / 最近接領域 / レジリエント |
研究成果の概要 |
突然の病という不測の事態を経験した患者では心的システムの安定が失われ、回復の取り組みの手がかりを失ってしまうことになる。この回復の分岐点において重要なのが、システムのレジリエンスである。本研究は、心的経験のレジリエントな特性を、発達現象学的な記述を用いるとともにオートポイエーシス・システム理論を用いることで明らかにした。とりわけ本研究で我々は、Luhmannの社会システム理論に準拠し、精神科臨床が取り扱うコミュニケーションを“臨床システム”としてモデル化した。これを定式化することによって、互いに異なったさまざまな精神療法をコミュニケーション・システムとして記述することを可能にすると考えられる。
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