研究課題/領域番号 |
15K02024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 岡山商科大学 |
研究代表者 |
九鬼 一人 岡山商科大学, 法学部, 教授 (30299169)
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研究協力者 |
高橋 文博 就実大学, 教育学部, 教授 (70116474)
廳 茂 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (10148489)
加藤 泰史 一橋大学, 社会学研究科, 教授 (90183780)
香月 恵里 岡山商科大学, 経営学部商学科, 准教授 (90258202)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2015年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | リッカート / 規範概念 / 価値合理性 / 自己決定 / 心理主義 / 余剰説 / ヴェーバー / フレーゲ / 新カント学派 / 価値哲学 / 認識論 / セン / フィヒテ主義 / 態度決定説 / 二重作用説 / 決断主義 / ディルタイ / 価値体系 |
研究成果の概要 |
新カント学派の思想をヘーゲルとの対照において描き出し、ジンメルを精査して価値存在論のタイポロジーを呈示した。こうした背景を下敷きにして、ヴェーバーの価値合理性にアマルティア・セン的な主体性の観点から考察し、自己決定の契機を探り当てた。リッカート認識論は、カント的な「義務論的認識論」の自己決定とともに、現象学的な一致説の傾きをもつことを、この作業から指摘しえた。さらにディルタイとの対質をつうじ、前科学的個体という「所与」に対する、決定をたどることで認識が成形されることを明らかにした。そしてフレーゲ的な一致説を考慮するなら、リッカート認識論は真理の余剰説に蝉脱することを考究した。
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