研究課題/領域番号 |
15K02030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
内山 直樹 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (20449284)
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研究分担者 |
佐川 繭子 國學院大學, 教育開発推進機構, 准教授 (00445719)
古勝 隆一 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40303903)
嘉瀬 達男 小樽商科大学, 言語センター, 教授 (80449537)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 目録学 / 漢代 / 劉歆 / 春秋学 / 辞賦 / 方技 / 劉キン / 春秋家 / 学術史 / 中国医学 / 扁鵲 / 劉向 |
研究成果の概要 |
本研究では、中国における現存最古の図書目録として知られる『漢書』芸文志について、とりわけ体例上特異な諸点に目を向け、それを前漢末期に生じた学術的諸課題への応答と捉えることで漢代学術史のなかに位置づけ、学術分類および個々の書物の帰類基準がいかに形成されたかという問題についてその一端を解明した。具体的には春秋家の形成過程、詩賦略の位置づけ、劉氏父子の学術的背景といった事例について成果を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで主としてその体系性が注目されてきた『漢書』芸文志について、あえて体系性の綻びともいうべき点に目を向け、その分析を通して、学術分類および個々の書物の帰類基準の動的な形成過程を明らかにしたものであり、中国の伝統学術の基礎にして今に至る漢籍文化の起源でもある『漢書』芸文志に対し新たな見方を提供した点において学術的意義のあるものである。
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