研究課題/領域番号 |
15K02031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
早坂 俊廣 信州大学, 学術研究院人文科学系, 教授 (10259963)
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研究協力者 |
申 緒璐
劉 心奕
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 劉宗周 / 明清 / 寧紹地区 / 證人社 / 證人書院 / 姚江書院 / 明清期寧紹地区 / 史孝復 / 黄宗羲 / 惲日初 |
研究成果の概要 |
明末の儒学者・劉宗周の思想活動がどのようなものであったか、その思想はどのように継承されたのかを、明末の紹興・餘姚地域に即して解明した。1)劉宗周出現以前の紹興地域の思潮を切り取る論文を公表、2)劉宗周の主著『人譜』を晩明思想のなかに位置づけた中国語論文を翻訳、3)劉宗周と同時代人の論争を詳細に分析する論文を国際学会で発表するとともに、その日本語版を学術誌で公表した。また、現地調査も積極的に行い、中国の研究者と交流を重ねた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一人の思想家が彼の生きた地域や時代のなかで、どのように思想活動を展開したのか。そして、その思想が後の時代において、地域のなかでどのように継承されたのか。このような、文字通りの「地に足の着いた」視点で研究することにより、個別の思想だけでなく、その時代や地域の特色を具体的に解明することができる。本研究はそのことを実践することにより、明清時代の寧紹地域の思想的特性を明らかにした。学術的意義については言うまでもないが、古来、日本と縁の深かった同地域の知られざる歴史が明らかになった点には、社会的意義も存するものと思われる。
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