研究課題/領域番号 |
15K02035
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
南澤 良彦 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (50304465)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 太史令 / 科学技術 / 儒仏道三教 / 仏教 / 道教 / 張衡 |
研究成果の概要 |
本研究は、科学技術の社会的意義の考究を人間の精神生活に収斂し、天文暦法に代表される科学技術(者)と社会における人間の精神生活の最たる営為である宗教・哲学思想との問題を、漢代から唐代に至る太史令と儒教・仏教・道教の三教との関係を中心に解明した。太史令に着目するのは、天文暦法と天文観測装置の製作、及び官僚機構の統率、すなわち科学技術と官僚制とを一身に体現し、本研究テーマに最も相応しい存在だからである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、中国古代中世の天文暦法を管掌する官僚機構のトップに立つ太史令に焦点を当てて、彼らの宗教や哲学等の精神生活と科学技術的営みをめぐる諸問題を考察した。本研究によって、中国古代中世における科学技術と精神生活に関する諸問題がより解明されるという学術的意義を有すると共に、その学術的成果によって、巨大な科学技術の管理維持という現代においても喫緊の問題をより深く考えることに裨益する社会的意義を有する。
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