研究課題/領域番号 |
15K02059
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
|
研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
星野 靖二 國學院大學, 研究開発推進機構, 准教授 (50453551)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 宗教メディア / 近代日本宗教史 / 近代と宗教 / 翻訳 / 『明教新誌』 / 『六合雑誌』 / 仏教 / キリスト教 |
研究成果の概要 |
本研究は、宗教メディアに着目して近代日本宗教史を再検討し、それを近代と宗教というより大きな問題につなげて考察しようとしたものである。 具体的な成果として、仏教新聞である『明教新誌』の明治12年から24年までの目次を作成して公開し、その性格について検討した。キリスト教総合雑誌である『六合雑誌』について、明治前期の論説の内容を検討し、幾つかの翻訳論説については英文の原文との内容比較を行った。 また明治前期における仏教者のキリスト教観について、批判が基調ではあるが、キリスト者の実践、特に教えの説き方については見習うべき点があるとして、そこから自らのあり方を振り返るような議論も見られたことを指摘した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
明治12年から24年までではあるが『明教新誌』の目次を作成し、インターネット上に公開した。『明教新誌』は明治期における代表的な仏教新聞であるが、これまで十分に研究に活用されているとは言い難いため、この目次の公開によって、今後の研究の進展が期待される。 また、近年の近代仏教研究の展開において明治20年代における仏教改良論・運動が論じられているが、それが行われる下地が明治10年代に準備されていた面があったこと、またそこでキリスト教の動向が念頭に置かれていたことを本研究は指摘した。
|