研究課題/領域番号 |
15K02069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 東北福祉大学 |
研究代表者 |
冨樫 進 東北福祉大学, 教育学部, 講師 (20571532)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 仏教思想 / 奈良時代 / 平安時代 / 三国観 / 日本古代 / 行基 / 文殊 / 菩提僊那 / 日本 / 古代 / 仏教 / 密教 / 悉曇 |
研究成果の概要 |
本研究では,奈良時代から平安時代中期(8~10世紀)に撰述された仏典注釈や論書・説話集といった文献資料を主な対象として,①.もともとはインドの言語(梵字・悉曇)で記されるべき釈迦の教えを,漢語や和語に翻訳した上で受容することの当否について,②.仏教発祥の地であるインド,及び数々の高僧が活躍した中国から遠く隔たった日本において,如来や菩薩の教えや救いに与ることの可否について,という二つの側面からの分析・考察を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,大陸に対する文化的依存からの脱却を目指す平安期の僧侶たちが,ある時は抑えがたい憧憬の念を,またある時は自らの修養が釈迦の遺法に即して行われているか否かという点に対する疑念や不安をもたらす天竺(インド)震旦(中国)という表象に対して,いかなるかたちで対処したのかという諸相を明らかにすることを目標とした。具体的には,日本思想史という専攻分野の特徴・特質を生かし,隣接分野(文学・歴史・美術……)の成果を積極的に採り入れている。特に,2018年度には日本文学の研究者と合同で研究会を開催,その成果を公刊する予定である。
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