研究課題/領域番号 |
15K02100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
小岩 信治 一橋大学, 大学院言語社会研究科, 教授 (90387522)
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研究分担者 |
大角 欣矢 東京藝術大学, 音楽学部, 教授 (90233113)
奥中 康人 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 教授 (10448722)
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研究協力者 |
薩摩 雅登 東京藝術大学, 大学美術館, 教授
松村 智郁子 東京藝術大学, 音楽学部, 講師
大塚 直哉 東京藝術大学, 音楽学部, 副学部長・教授
小倉 貴久子 東京藝術大学, 音楽学部, 講師
平野 昭 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 名誉教授
土田 牧子 共立女子大学, 文芸学部, 准教授
井上 さつき 愛知県立芸術大学, 音楽学部, 教授
齊藤 紀子 お茶の水女子大学, グローバルリーダーシップ研究所, みがかずば研究員
太田垣 至 歴史的鍵盤楽器, 製作家
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ピアノ / 明治 / 大正 / 東京音楽学校 |
研究成果の概要 |
大正期までに使われ始め、現在各地の大学・博物館等に所蔵されている楽器の実物調査を11件実施した(実物調査=標本調査)。そして、これら実物調査を行ったものを含め、過去に存在した楽器の網羅的な調査を行い(悉皆調査)、304点に関する情報を集積した。この300点余りの情報のなかには、現存しているものだけでなく、実物が失われ、文書資料によって過去の存在が確認できたものも含まれる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
明治・大正期、ヨーロッパに由来する音楽が既存の音楽文化とせめぎ合いながら定着する過程において、ピアノは新しい音楽文化を体現する象徴的な楽器の1つであった。プロの音楽家の育成にも、学校での音楽教育でもピアノが活用された。しかしその響きが実際にどのようなものであったのかが問われ、音楽史記述に活かされたことはなかった。こうした状況に鑑みて、当時どのようなピアノが輸入され、また製造され、そして使用に供されていたのかを明らかにする基礎研究が必要である。
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