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音楽と文学における虚構理論の美学的関連性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 15K02103
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 美学・芸術諸学
研究機関信州大学

研究代表者

小野 貴史  信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (10362089)

研究分担者 山本 亮介  東洋大学, 文学部, 教授 (00339649)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード虚構理論 / 音楽美学 / 文学理論 / アヴァンギャルド / ポストモダン / 文化的コンテクスト / 作品受容構造 / ゼロ年代 / 身体性 / フィクション / 可能世界 / 語り手 / 代理話者
研究成果の概要

研究成果は以下の2つである。①音楽と文学における虚構性の共通構造と差異、②文化的コンテクストにおける虚構性受容構造分析。
音楽は作為的時間の作出/表出を基盤に置き、言語芸術におけるプロットと類似した構造を有している。この構造的類似性から、音楽作品を《虚構》とする共通的構造側面に到達した。対して音楽と文学の受容過程で《語り手》と《代理話者》で構造的差異が観測できた。続いてフィクションとしての芸術の受容には、その作品が成立する文化的コンテクストが大きく作用する点を、明治期の小説におけるヴァーグナーの架空の受容、戦後の前衛音楽の衰退とポストモダン終焉にともなう現象を実例をもとに分析した。

報告書

(4件)
  • 2017 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて 2018 2017 2016 2015 その他

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (8件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ポストモダンの終焉とネオ・アヴァンギャルドの時代-表現者としての戸川純から見る日本ポピュラー音楽受容構造の転換-2017

    • 著者名/発表者名
      小野貴史
    • 雑誌名

      信州大学教育学部研究論集11号

      巻: 11 ページ: 21-40

    • NAID

      120007100684

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「「うたかたの記」における不在の音楽―初期鴎外の美学とヴァーグナー―」2017

    • 著者名/発表者名
      山本亮介
    • 雑誌名

      『国際哲学研究』

      巻: 6 ページ: 97-110

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 高柳昌行とアクション・ダイレクト-“前衛”の終焉-2016

    • 著者名/発表者名
      小野貴史
    • 雑誌名

      信州大学教育学部研究論集9号

      巻: 9 ページ: 9-25

    • NAID

      120007101398

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] ポリリズムの類型における楽理的分析2016

    • 著者名/発表者名
      依田翔、小野貴史
    • 雑誌名

      信州大学教育学部研究論集9号

      巻: 9 ページ: 169-188

    • NAID

      120007101374

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 動物とロックンロール―古川日出男の想像力―2016

    • 著者名/発表者名
      山本亮介
    • 雑誌名

      エコ・フィロソフィ研究

      巻: 10 ページ: 11-22

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 音楽文化におけるポストモダンの終焉-音楽語法とテクノロジー両面からの考察-2017

    • 著者名/発表者名
      小野貴史
    • 学会等名
      音楽音響芸術研究2017年度研究大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] ジョナサン・スターン『聞こえてくる過去』を読む2017

    • 著者名/発表者名
      山本亮介
    • 学会等名
      音楽音響芸術研究2017年度研究大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 音楽作品における“語り手”と“代理話者”2016

    • 著者名/発表者名
      小野貴史
    • 学会等名
      音楽音響芸術研究2016年度研究大会
    • 発表場所
      東洋大学白山校舎
    • 年月日
      2016-09-18
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 森鴎外における西洋音楽2016

    • 著者名/発表者名
      山本亮介
    • 学会等名
      音楽音響芸術研究2016年度研究大会
    • 発表場所
      東洋大学白山校舎
    • 年月日
      2016-09-18
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] “Traced Segments”for 7 Players and Live electronics2016

    • 著者名/発表者名
      小野貴史
    • 学会等名
      Ensemble sans-limite 定期公演 2016
    • 発表場所
      ティアラこうとう・小ホール(東京都江東区)
    • 年月日
      2016-08-05
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] R・ワーグナー“トリスタンとイゾルデ”~「前奏曲と愛の死」(室内アンサンブル版編曲)2016

    • 著者名/発表者名
      小野貴史
    • 学会等名
      Ensemble sans-limite 定期公演 2016
    • 発表場所
      ティアラこうとう・小ホール(東京都江東区)
    • 年月日
      2016-08-05
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] アントン・ブルックナーの第8交響曲における1890年稿の比較研究2015

    • 著者名/発表者名
      小野貴史
    • 学会等名
      音楽音響芸術研究会
    • 発表場所
      東洋大学白山キャンパス
    • 年月日
      2015-09-19
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [学会発表] 『マラルメと音楽 絶対音楽から象徴主義へ』(黒木朋興著)を読む2015

    • 著者名/発表者名
      山本亮介
    • 学会等名
      音楽音響芸術研究会
    • 発表場所
      東洋大学白山キャンパス
    • 年月日
      2015-09-19
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] 小説は環流する: 漱石と鴎外、フィクションと音楽2018

    • 著者名/発表者名
      山本亮介
    • 総ページ数
      274
    • 出版者
      水声社
    • ISBN
      4801003281
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [備考] 信州大学教育学部研究論集

    • URL

      http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/education/ronshu/

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2019-03-29  

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