研究課題/領域番号 |
15K02106
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡田 暁生 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70243136)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | ジャズ / 戦間期 / 受容史 / 20世紀音楽 / ヨーロッパ / モダニズム / アメリカ / ドイツ / 第一次大戦 |
研究成果の概要 |
ヨーロッパにおけるジャズ受容がアメリカにおけるそれと端的に違う点は、当初より「芸術」として受け入れられてきた点にある。時期的にこれは、政治上は第一次大戦 によって、音楽史的には無調や未来派のノイズ音楽によって、19世紀的なヨーロッパ秩序が根底から揺さぶられ、いわばヨーロッパが政治的にも文化的にも自信 喪失状態にあった時代にあたっていた。つまりジャズはアメリカという新たな世界ヘゲモニーのシンボルであり、旧世界にとって新世界から与えられた活力剤で あると理解された。戦間期にジャズに熱中した作曲家は枚挙にいとまがない。
|