研究課題/領域番号 |
15K02132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
元木 幸一 山形大学, その他部局等, 名誉教授 (10125669)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ユーモア表現 / ミゼリコルディア / 笑い / 版画 / マクデブルク大聖堂 / トゥティウィルス / 賢い乙女と愚かな乙女 / イスラエル・ファン・ネッケネム / 大衆版画 / ウルム大聖堂 |
研究成果の概要 |
ヨーロッパ北方美術のユーモア表現は、ゴシック聖堂内彫刻の笑顔から発展し始める。それら笑顔を意味で分類すると、天国に入る人に与えられた祝福された笑顔、悪魔の笑顔、肖像における笑顔、死の笑顔、道化の笑顔などになる。笑顔が美術作品を見る人の笑いを誘うのである。 他に笑いのテーマ・手法としては、以下に分類される。あべこべの世界、遊戯、スカトロジー、セックス、擬獣化(動物に演じさせる)、諺の造形化などである。これらのテーマ等は、美術諸ジャンルで相互に関連し伝播しながら発展するが、ジャンル毎の特異性もある。そして、ジャンル毎に受容者の特徴があり、半識字者から聖職者まで広がるのである。
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