研究課題/領域番号 |
15K02137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伊藤 大輔 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (00282541)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本中世絵画史 / 美術史 / 絵巻物 / 日本美術史 / 日本絵画史 / 日本中世美術史 / 中世絵画史 |
研究成果の概要 |
院政期から鎌倉時代にかけての宮廷の絵画を、政治体制の変動に連動させながら理解する新たなモデルの構築を行った。従来鎌倉時代絵画史は、個別作品研究は盛んであるものの、必ずしも通史的な展開に対する基準的な観点は存在していなかった。本研究では、筆者が主たる研究対象とする似絵の史的展開を軸に、この時期の絵画作品を広く取り込みつつ、さらには文芸作品などの動向にも目配りして、鎌倉時代絵画の歴史を系統的に理解するための基盤を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
院政期から鎌倉時代にかけては院政が主なる政治体制であった。過去には、院政は、院の専制性が強調されたが、近年では、院・天皇・摂関の共同執政であるという見解が強まっている。しかし、美術史研究においては、院の専制的な性格が絢爛豪華な美術品を生み出す原動力であるとする説明が行われている。本研究では、日本史研究の新しい成果を取り入れつつ、時々刻々と変化する流動的な政治体制と美術品の成立の関係を連動させることで、旧来の鎌倉時代絵画史のイメージを改めた。
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