研究課題/領域番号 |
15K02155
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
|
研究機関 | 西南学院大学 |
研究代表者 |
松原 知生 西南学院大学, 国際文化学部, 教授 (20412546)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | モース / 蜷川式胤 / 博覧会 / ジャポニスム / 陶器 / 陶磁 / 古物 / 骨董 / 陶芸 / やきもの / コレクション / 工芸 / 古美術 |
研究成果の概要 |
動物学者エドワード=シルヴェスター・モースによる日本陶器の蒐集と研究について考察を行なった結果、①来日以前のモースはフィラデルフィア万博(1876年)で日本の陶器を目にしていたが、特に影響を受けていなかったこと、②1877年の来日後、日本の「よき趣味」に少しずつ共感し、訪問した第1回内国勧業博覧会で日本美術に開眼するが、やきものへの関心が目覚めたのは翌年で、時間差があったこと、③やきもの鑑定の師である蜷川式胤の『観古図説』のリトグラフ図版の迫真性と、その元となった所載品がすでに海外に売却されてしまっていたことが、彼の研究・蒐集欲をかえって強く刺激したこと、という3点が主に明らかとなった。
|