研究課題/領域番号 |
15K02163
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
枝川 明敬 東京藝術大学, 大学院国際芸術創造研究科, 教授 (60272283)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 地方再生 / 地域の精神文化 / 個性ある地域づくり / 創造的な精神文化 / 観光 / 歴史資源 / 地域づくり / 文化と経済 / 地域振興 / 劇場 / 地域文化 / 文化資源 / 地域固有の精神文化 / 地域的アイデンティ / 地域活性化 / 文化と観光 / 文化産業 / 社会的構造変化 / 精神文化 / 地域固有 / 民俗資源 / 歴史・文化資源 / 地域への愛着 / 歴史・文化・民俗 / 地域経済 / 地域アイデンティティ |
研究成果の概要 |
本研究は,「地方再生」のため,地域文化活動と地域の社会・経済活動との関係を地域活性化・再構築という観点から考え,文化面から見た地域活性化・再構築の可能性を探り,地域政策の提言を行うことにあった.全国レベルでの文化・民俗等の文化資源(活動)を都道府県を通じて,博物館,美術館,個人らが所有する「地域の精神文化」を表す文化財(民俗文化財)を調査した.東北地方(震災のため),北海道,沖縄を除いた各都道府県を対象とした.プロ・アマの県ごとの文化活動数も調べ,その件数を県ごとの人口当たりの文化支援額,芸術家数で説明しようと試みた.結果は,日本地域学会での発表や同学会の学術誌「地域学研究」に毎年発表した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の眼目が,地域文化活動(地域の創造的,精神文化からの発露)と地域の社会・経済活動との関係を地域活性化・再構築にあったので,全国レベルでの特に民俗文化財調査を行った.民俗文化財こそは,地域社会のアイデンティティをもっとも表し,従って地域社会の再構築にもっとも適切な文化財である.ところが,国宝に指定される文化財(美術品)とは異なり,文化財保護法でも民俗文化財保護は非常に遅れ,文化庁でも全国レベルで文化財の状態(所有,内容,保全状態など)は行っていない.本研究では,民俗文化財を中心とした地域社会再生に貢献する文化資本の調査と当該地域社会がいかに文化資本を活用しているか,意識調査も行った.
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