研究課題/領域番号 |
15K02196
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
村井 まや子 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (20347769)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | おとぎ話 / 表象文化 / 現代美術 / 国際比較 / 民話 / 動物 / ジェンダー / 絵本 / 環境批評 / 動物研究 / 比較文化 / 昔話 / 老年学 / 現代文学 / 比較文学 / 表象文化論 |
研究成果の概要 |
多様な文化が絡み合い拮抗する現代のグローバル社会における文学・美術の創出と受容を、伝統的なおとぎ話の表象に着目して文化横断的・領域横断的な視点から比較分析することで、国際的な文化研究の分野に根強く残る西洋中心的思考を問い直し、より多文化的な視点を含む方法論へとリオリエント(再方向づけ)する批評活動を行なった。さらに、本研究によって得られた知見を活かした、芸術的な創作活動とのコラボレーションを通して、現代社会におけるおとぎ話の新たな文化的意義を創造的に探究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は、これまで西欧を中心に展開されてきた国際的なおとぎ話研究の知見を踏まえたうえで、非西洋文化圏の視点を取り入れた新たな批評の枠組みを提示し、当該分野の研究の多文化的な転換を促したことにある。研究成果は国際学会での発表、日本での国際学会の主催、英語圏の学術誌への寄稿、アメリカとイギリスでの単著および共著の出版等を通して広く公開し、国際的に反響を呼んだ。社会的意義は、現代のグローバルなおとぎ話文化の創出と受容について、従来の西洋中心的傾向とは異なる見地からの解釈を提示することで、より多文化的かつ通文化的な文化理解を促進し、多文化共生社会の実現に貢献したことにある。
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