研究課題/領域番号 |
15K02204
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 東京情報大学 (2016-2019) 京都造形芸術大学 (2015) |
研究代表者 |
藤田 修平 東京情報大学, 総合情報学部, 准教授 (00383919)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 湯布院映画祭 / 親子映画 / 10フィート運動 / 非劇場映画 / 共同映画 / 映画センター / 映画 / 市民運動 / 社会運動 / 映画祭 / 自主上映運動 / 自主上映 |
研究成果の概要 |
本研究では結果として1970-80年代の非劇場映画の変化を考察することとなった。「『小林多喜二』をみる会」から生まれた「大分良い映画を見る会」が湯布院映画を開催することを決めた時、それは対抗的な政治と結びついた自主上映からの離脱を意味した。その一方で、親子映画の拡がりは、対抗的な政治と結びついた自主上映における変化を示していた。それは労働組合の動員による上映から、地域住民(母親と教員)による上映への転換であり、また1970年代半ばには親子映画の内容にも大きな変化が起こり、社会主義リアリズムが破棄され、また戦没者の喪に関する新しい言説がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
湯布院映画祭という地域の映画祭を自主上映運動との関係を通して、映画史に位置づけたこと、地域の映画祭と国際映画祭は何が違うのか、そもそも映画祭とは何か、という問いを考察したこと。親子映画の自主製作・上映運動における重要性を論じたこと、10フィート運動を通して、運動の映画とは何かという問いを考察したことなどがある。
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