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霊的世界と医学の交錯点―古代から近世における心身観をめぐって―

研究課題

研究課題/領域番号 15K02229
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本文学
研究機関南山大学

研究代表者

辻本 裕成  南山大学, 人文学部, 教授 (90249920)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード医学 / 霊的世界 / 鬼 / 病気 / 『医談抄』 / 治療 / 宗教 / 呪術 / 医学史 / 霊物 / 霊薬 / まじない / 呪詛
研究成果の概要

二つの研究の柱を設けて研究を進めた。一つ目は医学に於ける「鬼」病の研究である。日中の医学では「鬼」などの霊的なものを病因と考え、それに医学的対処が可能であるとすることがあった。また医学が呪術を取り入れることもあった。「鬼」病に医学的対処が可能であったのは、「鬼」の物質化とでもいうべき発想が背景にあったことが挙げられる。
また、『医談抄』について、上古からの権威的医療である脈診や鍼の有効性を、衰退史観を言い立てることによって否定していること、説話として治療事例を引用することによって医療のあり方を説くという性格があることを明らかにした。

報告書

(4件)
  • 2017 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] “鬼”のもたらす病ー中国および日本の古医学における病因観とその意義ー2018

    • 著者名/発表者名
      長谷川雅雄、辻本裕成、KNECHT,Peter
    • 雑誌名

      アカデミア 人文・自然科学編

      巻: 16

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 『万安方』に於ける『医説』引用2017

    • 著者名/発表者名
      辻本裕成
    • 雑誌名

      『南山大学日本文化学科論集』

      巻: 17 ページ: 15-31

    • NAID

      40021188824

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 末代の医療かくあるべしー『医談抄』の衰退史観をめぐってー2016

    • 著者名/発表者名
      辻本裕成
    • 雑誌名

      南山大学日本文化学科論集

      巻: 16 ページ: 1-16

    • NAID

      40020815000

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] 「医事説話の嚆矢」2017

    • 著者名/発表者名
      辻本裕成
    • 学会等名
      説話文学会 四月例会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 『医談抄』研究の現在時点ー伝承文学注釈叢書解題稿ー2016

    • 著者名/発表者名
      辻本裕成
    • 学会等名
      伝承文学研究会 名古屋例会
    • 発表場所
      中京大学
    • 年月日
      2016-05-22
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2019-03-29  

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