研究課題/領域番号 |
15K02248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
山本 秀樹 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (60252409)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 日本近世文学 / 日本近世法制史 / 近世出版法 / 三都本屋仲間 / 江戸出版法 / 京都出版法 / 大阪出版法 / 大坂出版法 / 日本近世出版法制史 / 大阪法 / 大坂法 / 池田家文庫 / 岡山藩法 / 加賀藩法 / 加越能文庫 / 三都町触 / 大阪本屋仲間 / 大坂本屋仲間 / 近世大阪出版法 / 日本近世出版法制 / 出版検閲 / 近世史 / 三都町触の相違 / 荷田存麿 |
研究成果の概要 |
主に大阪における未知の江戸時代出版法を発見し、他地域に関する未知の出版法の発見にも及んだ。また、金沢と岡山を調査サンプル地域として、おそらくは江戸幕府が出版法を藩に伝達しなかったことを確認した。これらの事実を踏まえた江戸時代の出版法制像は、これまで漠然と抱かれてきた江戸出版法が日本全域を支配していたとする出版法制像とまったく異なったものとなる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単なる思い込みによって形成された歴史像を持ち続けるわけにはいかない。歴史事実は確かめられなければならない。本研究課題のなし得たことは、日本史という大きな範囲のなかで見れば、小さな一歩にすぎないかも知れないが、事実にもとづいた歴史像の礎石のひとつである。出版という事象において観察を行う限りにおいて、江戸幕府は全国を支配する体制を取ってはいなかった。強権的であり、専制的な江戸幕府像は、出版という事象に対する限りにおいては、一旦廃棄されなければならない。
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