研究課題/領域番号 |
15K02254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
久堀 裕朗 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 教授 (50335402)
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研究協力者 |
中西 英夫 前 南あわじ市淡路人形浄瑠璃資料館, 館長
坂東 千秋 淡路人形座, 支配人
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 人形浄瑠璃 / 文楽 / 淡路人形浄瑠璃 / 義太夫節 / 伝統芸能 / 日本近世文学 / 日本近世演劇 |
研究成果の概要 |
人形浄瑠璃は我が国を代表する伝統芸能の一つであり、2003年には「人形浄瑠璃文楽」がユネスコの無形文化遺産にも認定された(2008年に正式登録)。しかし伝承者の減少によって、芸の継承は文楽座内の単一のものとなり、その多様性は失われていく傾向にある。また地方の人形芝居(義太夫節・人形三人遣い)も、独自の芸の継承が途絶え、単なる文楽のコピーになっている場合が多い。本研究は、近世以来の人形浄瑠璃上演史を精査しつつ、特に今日に至るまでの「上演本文」「舞台演出」の変遷を解明することを通じて、現在の文楽の舞台を相対化し、人形浄瑠璃という芸能の多様性を見出すことを目指したものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、人形浄瑠璃(文楽)の「上演本文」「舞台演出」の変遷(江戸時代から現在まで)を明らかにすることを中心的な課題としているが、こうした取り組みは、伝承が途絶えてしまった演目や演出を復活させるための基礎になる作業である。実際に、本研究では、その研究成果を活かして、いくつかの演目の復活上演にも取り組んでいる。机上の文献研究にとどまらず、演目復元の実践活動を伴っている点に、特に本研究の学術的独自性・創造性があると考える。
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