研究課題/領域番号 |
15K02263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
伊賀上 菜穂 中央大学, 総合政策学部, 教授 (10346140)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 亡命ロシア人 / 旧満洲 / 文学 / 移民 |
研究成果の概要 |
本研究では日本人と旧満洲亡命ロシア人との関係をより広い視点から考察するために、日本人作家が描いた旧満洲亡命ロシア人の文学的表象を分析し、日本人の対亡命ロシア人観の特徴とその通時的変化(1920年代から今日まで)を考察した。 具体的には日本語文学におけるロシア人女性、日ロの民族間結婚、そして古儀式派教徒とコサックの表象を中心に分析した。その結果、東アジアにおける日ロ(日ソ)の関係性の変化や満洲国の国策が作品テーマに与えた影響を指摘するとともに、個人的体験の相違が作品のトーンに変化を与えることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では旧満洲亡命ロシア人の文学的表象の全体像の把握を目指し、その成果を国内外で発表することで、旧満洲研究・ディアスポラ研究の発展に寄与することを目指してきた。研究成果の分析と公表は継続中であるが、将来的には複数の研究分野における比較研究を促すことができるだろう。これによって旧満洲地域の民族関係や地域間関係、そして満洲国における文学の位置づけが、より多面的に解析されていくことが期待できる。
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