研究課題/領域番号 |
15K02274
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
十重田 裕一 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (40237053)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本文学 / 検閲 / 内務省 / GHQ / メディア / 出版 / 日本近代文学 / 占領期 / 言論統制 / 改造社 / 横光利一 |
研究成果の概要 |
本研究は、20世紀前期日本近代文学における内務省・GHQ検閲の比較研究の国際的展開を目指し、当初の研究目的を達成することができた。アメリカ合衆国やカナダなどの研究・教育機関に出張し、ゴードンW.プランゲ文庫の資料調査と研究成果の発表を重ねながら研究を展開した。帝国日本で行われていた内務省の検閲と占領期日本で実施されたGHQ/SCAP(General Headquarters/Supreme Commander for the Allied Powers、連合国軍最高司令官総司令部)の2つの検閲に関する新資料を収集・整理し、学術論文・著書を多数発表し、新たな研究の国際的な基盤を形成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が学術的・社会的な側面からみて意義があると考えられるのは、20世紀前期日本近代文学における内務省・GHQ/SCAPの検閲を比較・検討しながら、異なる二つのメディア規制と文学とのかかわりを解明する点にあった。その際に、新聞・雑誌などの定期刊行物や単行本などの出版物と、記者や編集者などとの関連を重視しながら、内務省・GHQ/SCAP検閲と文学との関連を具体的な事例に基づいて総合的に分析をするという手法をとった。得られた研究成果は、国内外に積極的に発信し、内務省・GHQ/SCAPの検閲に関する研究の国際的的展開をはかることができた。
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