研究課題/領域番号 |
15K02278
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
|
研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
長沼 光彦 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 准教授 (70460699)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 日本近代詩 / 日本近代文学 / 昭和文学 / モダニズム / 間テクスト性 / マルクス主義 / 商業美術 / ロシア・アヴァンギャルド / モダニズム文学 / プロレタリア文学 / 小宮山明敏 / 同時代文脈 / インターテクスチュアリティ / 新興芸術 / 春山行夫 / 象徴主義 / 詩論 / 昇曙夢 / 装丁 / 出版 / 大衆 |
研究成果の概要 |
春山行夫に代表される昭和期のモダニズムは、海外の芸術思想を引用して、独自の詩論を創り出す。それらの引用には、意図的なものと無意識のものがある。意図的には、ロシア未来派やフランスの純粋詩など、海外の新しい思潮が引用された。無意識には、同時期のマルクス主義と、同時代の歴史認識という文脈で接点を持った。モダニズムとマルクス主義は、表面的に対立したが、同時代文脈で共通する面があった。また、日本のモダニズムは、大衆文化と接点を持った。モダニズムと思想を共有する商業美術が、大衆と芸術を結ぶ理論を構築した。商業美術は、マルクス主義芸術と接点を持つ。本研究は、モダニズムに関わる複合的な引用関係を調査した。
|