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「日本」を語るオリエンタリズムの誕生と近代日本における「民話」の創出

研究課題

研究課題/領域番号 15K02302
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関神戸大学

研究代表者

遠田 勝  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (60148484)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード小泉八雲 / ラフカディオ・ハーン / 民話 / ハーン / 「貉」 / ノッペラボウ / 翻訳 / 怪談 / オリエンタリズム / 百物語 / ジャパノロジー
研究成果の概要

本研究は、ラフカディオ・ハーンを代表とする、明治期の英米系ジャパノロジストによって英語で書かれた日本の童話・伝説などが、欧米ではオリエンタリズムの枠内での「異文化情報」や「異国情緒」として「消費」されてしまったのに対して、日本では、それらが「規範的」な英語教科書や翻訳によって読まれために、「伝統的」語りより上位におかれ、その西洋のナラティブの特徴と、オリエンタリズムに由来する異国情緒が、地方の古いの物語をいかに「現代」に蘇らせるかに腐心していた日本の民話・伝承の語り手たちに強い影響をおよぼし、近代日本の新たな伝統的物語の様式である「民話」の「語り」の創出に関与していたことを証明した。

報告書

(4件)
  • 2017 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 2016 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ラフカディオ・ハーン「貉」とノッペラボウ物語の誕生 ―「日本」を語るオリエンタリズムと近代日本における「民話」の誕生2016

    • 著者名/発表者名
      遠田勝
    • 雑誌名

      近代

      巻: 115 ページ: 19-39

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 百物語・民話・近代小説―ハーンと民俗説話の変容2015

    • 著者名/発表者名
      遠田勝
    • 雑誌名

      神戸大学近代発行会「近代」

      巻: 113 ページ: 1-17

    • NAID

      40020717529

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] ハーン研究の新展開~ヘルン文庫の活用法~2016

    • 著者名/発表者名
      遠田勝
    • 学会等名
      日本比較文学会 関西支部
    • 発表場所
      甲南大学 兵庫県神戸市
    • 年月日
      2016-11-12
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 小泉八雲と日本の民話 ―口承と書承の不思議な交流―2016

    • 著者名/発表者名
      遠田勝
    • 学会等名
      富山大学ヘルン研究会
    • 発表場所
      富山大学 富山県富山市
    • 年月日
      2016-09-29
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 教養主義の残照―「コウベ・ミセラニ」終刊記念論集―2018

    • 著者名/発表者名
      神戸大学英米文学会
    • 総ページ数
      294
    • 出版者
      開文社出版
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2019-03-29  

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