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王政復古期演劇と政体の危機

研究課題

研究課題/領域番号 15K02316
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関専修大学

研究代表者

末廣 幹  専修大学, 文学部, 教授 (70264570)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードイギリス演劇 / 王政復古期 / 政治 / 演劇 / ロンドン / 空間 / 名誉革命 / 初期近代 / 党派
研究成果の概要

本研究では、王政復古期イングランドにおいて活動した劇作家が、王位継承排除危機と名誉革命という政体の危機をどのように表象し、演劇がどのように変容したのか考察した。王位継承排除危機によって今日の二大政党制の起源となる、トーリーとホイッグという対立する党派が生まれたのだが、それぞれの党派を支持する劇作家が、政体の危機に対峙する上で、どのように恐怖や不安を煽り、諷刺し、どのように新たなジャンルを生み出したのかを解明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、王政復古期演劇が、王位継承排除危機と名誉革命という政体の危機の表象を通じて、どのように新たな表現のためのヴォキャブラリーやパターンを生み出し、18世紀演劇へと連なる新たなジャンルを生み出したかを考察した。従来も、政治的危機と演劇との関連を論じた研究はあったが、それらは王位継承排除危機に特化し、演劇をトーリーもしくはホイッグのイデオロギーのプロパガンダとみなしがちであった。トーリーとホイッグとは、今日世界的な〈多様化〉と〈分断〉の潮流のなかで危機に陥っている二大政党制の起源であるが、本研究は、その原点に立ち返って、演劇が政治との対峙においてどのような役割を果たしたのかを考察した。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] トマス・デッカーとフィリップ・マッシンジャーによる悲劇『処女殉教者』 に見られる〈ずらし〉の戦略2017

    • 著者名/発表者名
      末廣 幹
    • 雑誌名

      Shakespeare Journal

      巻: 3 ページ: 36-45

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 彼らはいつまで「寝取られ男のダンス」を踊り続けるのか ――『田舎女房』におけるマナーズに対する戦略のアンビヴァレンス2017

    • 著者名/発表者名
      末廣 幹
    • 学会等名
      日本英文学会全国大会
    • 発表場所
      静岡大学
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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