研究課題/領域番号 |
15K02318
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
五十嵐 博久 東洋大学, 食環境科学部, 教授 (20300634)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | シェイクスピア / テクスト / 受容 / 18世紀 / 真正のシェイクスピア / シェイクスピアと法 / シェイクスピア・フォリオ / 上演 / シェイクスピア批評 / 『ロミオとジュリエット』 / 法廷的思考 / ロレンス / エスカラス / ハムレット / マクベス / 家庭劇 / 宗教的道徳観 / 法治 / ファースト・フォリオ / 18世紀 / 共作 / 変容 / 18世紀の受容 / 本文編纂 |
研究成果の概要 |
シェイクスピアの正典化(canonization)が進み、神格化された詩人像への信仰(Bardolatory)が本文編纂に多大な影響を及ぼすようになった18世紀の時代における上演や批評、そしてその背景にある文化的風潮の特殊性についての調査を行った。また、シェイクスピアの正典化が起こる以前(すなわち初演から17世紀の時代)に彼の作品はロンドンの観客や読者にどのように受け止められ、どのような意義付けがなされていたのかを解明してゆく独自の方法論を模索してそれを確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
18世紀という時代は英文学という学問の創成期でもある。つまり、英文学という学問の発展はシェイクスピアがイギリスの国民的詩人として神格化され、礼賛を受けるようになった現象と無関係ではない。教育制度としての「英文学」がその役割を終えようとしている21世紀の現代において、過去においてシェイクスピア作品が正典化した所以について探究することは、学問としての英文学の意義とシェイクスピアの真価について問い直すきっかけを広く社会に示すことである。
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