研究課題/領域番号 |
15K02324
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 新潟国際情報大学 |
研究代表者 |
高橋 正平 新潟国際情報大学, 経営情報学部, 特命研究員 (70075810)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 火薬陰謀事件説教 / 英国国教会説教家 / ピューリタン説教家 / ピューリタン革命 / 火薬陰謀事件 / 説教 |
研究成果の概要 |
火薬陰謀事件説教は事件直後から英国国教会説教家により行われ、それらは事件の張本人ジェズイット批判に向けられていた。私はこの研究の間にピューリタン説教家の事件説教を知った。厳密に言えばピューリタンの説教は火薬陰謀事件説教とは言えない。彼らは事件を論じず、ジェームズ一世にもほとんど言及せず、ジェズイットを糾弾していない。彼らの説教の目的は進行中の革命の成就を訴え、王党派との戦いでの勝利を祝福し、聴衆を革命へ鼓舞することであった。これは英国国教会説教家の説教とは著しく異なる説教である。ピューリタンには火薬陰謀事件は過去の事件で、彼らには革命こそが最大の関心事であり、説教は革命のための説教であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで17世紀のイギリスにおける火薬陰謀事件説教研究は行われておらず、英国国教会説教家による火薬陰謀事件説教研究は国内では初めてあった。その後のピューリタン説教家による火薬陰謀事件説教研究は国内はもちろんのこと国外でもそれほど論じられていない分野である。英国国教会説教家の火薬陰謀事件説教とピューリタン説教による火薬陰謀事件説教の比較はこれまで誰も論じたことがない研究で、その意味では学術的意義が十分にあると思われる。
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