研究課題/領域番号 |
15K02326
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
竹村 はるみ 立命館大学, 文学部, 教授 (70299121)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 英文学 / エリザベス朝 / 祝祭 / 近代初期英文学 / エリザベス一世 / 法学院 / エリザベス朝末期 / エドマンド・スペンサー / サー・ジョン・デイヴィス / エリザベス朝文学 |
研究成果の概要 |
本研究では、エリザベス朝イングランドにおいて祝祭が文学をめぐる新たな概念や様式を創出する上で重要な役割を果たした点に着目し、祝祭と文学を主要メディアとすることで発展を遂げたエリザベス朝特有の文化システムを検証した。特に、宗教改革後のイングランドで宗教的典礼に代わって流行した宮廷祝祭が宮廷文化と市民文化を繋ぐ文化的磁場として機能し、多種多様な文学ジャンルを創出する上で多大な影響を及ぼしたことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、歴史学研究と文学研究を有機的に融合し、エリザベス朝イングランドのハイ・カルチャーとロウ・カルチャー、都市と地方、宮廷社会と市民社会、印刷文化と口承文化を地続きで捉える広やかな視点に認められる。そして、近代初期イングランドの祝祭文化と文学の互恵的関係を明らかにした考察は、政治に革新をもたらし、文化を刷新する力を発揮したエリザベス朝文学の特性を明らかにすることにより、文学と社会の関係のあり方をめぐる一つの有効なモデルを提示する点において、重要な社会的意義を有している。
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