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ディラン・トマス 散文の詩学―物語における詩の効用

研究課題

研究課題/領域番号 15K02328
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関大阪行岡医療大学

研究代表者

仲渡 一美  大阪行岡医療大学, 医療学部, 教授 (90269936)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードpoetic function / Dylan Thomas / Prose / Modernism / Surrealism / Imagism / 散文における詩的要素 / 詩の現代的効用 / モダニズム / ウェールズ共同体 / 戦間期文学 / ウェールズ共同体表象 / 散文における詩的言語 / 詩の効用 / アングロ・ウェリッシュ文学
研究成果の概要

目標の一つである「モダニズム志向がトマスのテキストに以下に織り込まれていたのかを解明する」に関しては、詩の短さ、余白、行分けの観点から、トマスのトマスのイマジズムやシュールレアリスムなどモダニズム的要素を指摘し、「切れる」をテーマにした論文集に投稿し掲載されることとなった。今年度末に英宝社から刊行予定。
また、「トマスの散文はいかに詩的要素を機能させたのか」という問いを立て、詩と散文の交通を指摘し、詩の有効性を検証する試みにおいては、散文集『ディラン・トマス少年小説集』を翻訳し出版するにあたり、散文と詩のあいだに何があるのか、モダニズ的文脈で語られる「散文詩」との関係をまとめつつある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

情報化社会で言葉が枯渇し詩が衰退しつつあると言われる現代において、詩の言説に触れることが、精神全体に日常忘れ去られていた様々な感情の振幅を呼び起こし、ある種の高揚感を与えることをトマスの特に「散文集」で試みた。散文の中の詩的表現を提示し、モダニズムと絡めて詩の形式などの様態を検証することで、人々がすでに日常で出会い触れている「詩」を思い起こさせることやモダニズムの再発見に貢献できるのではないかと考える。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2015

すべて 図書 (3件)

  • [図書] 切れる英米文学2019

    • 著者名/発表者名
      仲渡一美、森本道孝、垣口由香、関良子、中村仁紀他
    • 出版者
      英宝社
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] ディラン・トマス少年散文集2019

    • 著者名/発表者名
      仲渡一美、松浦直巳、柴田元幸
    • 出版者
      国文社
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 『英語のデザインを読む』 (共)「ディラン・トマスの「アポストロフィー」―「とくに十月の風が」のおける修辞的技法―2015

    • 著者名/発表者名
      仲渡一美
    • 総ページ数
      253
    • 出版者
      英宝社
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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