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現代アメリカ演劇における批評理論の活用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K02343
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関九州大学

研究代表者

岡本 太助  九州大学, 言語文化研究院, 准教授 (90523176)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードアメリカ演劇 / 批評理論 / アフェクト理論 / パフォーマンス研究 / ボーダー研究 / 演劇史 / 受容理論
研究成果の概要

本研究は、現代アメリカ演劇の研究において批評理論の知見を活用する可能性を検証し、またそれを実践するものである。演劇を演劇たらしめているものが何かについて考察を行い、「演劇とは~である」という存在論的定義から、演劇が演劇らしく「見える」とは何を意味するのかという認識論的省察へと、演劇研究の主眼がシフトしてきた状況を明らかにすることを目指す。理論については、演劇における言語や身体の動きなどを意味の伝達を担う記号として解釈する記号論的アプローチの抱える課題を精査し、パフォーマンス理論やアフェクト理論によってその課題を乗り越えられるのか否かを検討する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において理論的アプローチを全面に出したことにはそれ自体パフォーマンスの効果があり、日本におけるアメリカ演劇研究が作品分析か実践面での議論に偏りがちな傾向に一石を投じる意図があった。アメリカ演劇研究者からは、批判的なものも含めて様々な反応があり、今後模索されるべき研究方法として一定の認知を得たものと評価できる。さらにアメリカ演劇以外の研究者や一般の方々(学生を含む)にとっても、理論的枠組みを共有することにより対話と議論の場をひらくことができるため、社会的、教育的にも研究によって得られた知見を波及させる方法としても有用であることが明らかになった。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて 2019 2018 2017 2016 2015

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (9件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 巽孝之『盗まれた廃墟――ポール・ド・マンのアメリカ』(書評)2018

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 雑誌名

      英文學研究

      巻: 95 ページ: 141-145

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] シェパード劇における表出的アイデンティティ2018

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 雑誌名

      アメリカ演劇

      巻: 28・29 ページ: 35-57

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] The Scarlet Letter Variations #1: Mutual Percolation Effects between The Scarlet Letter and In the Blood2017

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 雑誌名

      言語文化論究

      巻: 39 ページ: 47-58

    • NAID

      120006343657

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「理論以後」のパラダイム――ラジーヴ・ジョゼフ劇における否定の存在論2016

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 雑誌名

      アメリカ演劇

      巻: 27 ページ: 32-56

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [学会発表] 北米文学における母性とディストピア2019

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 学会等名
      九州大学大学院言語文化研究院主催シンポジウム「現代における揺れ動く身体と言語」
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] A Haunted House Named Theater――あいまいなものとしての境界2018

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 学会等名
      九州アメリカ文学会第64回大会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] Edward Albeeの家族ゲーム――演劇的イリュージョンとしてのホーム2018

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 学会等名
      日本アメリカ演劇学会第8回大会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 「アメリカ演劇」の生成――二人のGuillermoによるボーダーランドの再踏査2017

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 学会等名
      日本アメリカ文学会第56回全国大会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 主演女優Temple Drake――SanctuaryとRequiem for a Nunに見る「演劇的なもの」2017

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 学会等名
      日本アメリカ演劇学会第7回大会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 初期アメリカ演劇と「ホームランド」の力学2017

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 学会等名
      九州アメリカ文学会第63回大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 「記憶の精確な座標」――Guillermo Verdecchia劇における転位と越境2016

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 学会等名
      日本アメリカ演劇学会第6回大会
    • 発表場所
      エスカル横浜
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 建物と怪物――現代アメリカ小説におけるパフォーマンス2015

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 学会等名
      日本英文学会九州支部第68回大会シンポジウム「パフォーマンスから読み直すアメリカ文学」
    • 発表場所
      佐賀大学本庄キャンパス
    • 年月日
      2015-10-24
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [学会発表] パフォーマンスと表出的アイデンティティ――Sam Shepard劇をめぐる理論的考察2015

    • 著者名/発表者名
      岡本 太助
    • 学会等名
      日本アメリカ演劇学会第5回大会
    • 発表場所
      大阪ガーデンパレス
    • 年月日
      2015-09-12
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [図書] ホームランドの政治学――アメリカ文学における帰属と越境2019

    • 著者名/発表者名
      小谷耕二、岡本太助、高橋勤、竹内勝徳、喜納育江、牧野理英、高野泰志
    • 出版者
      開文社出版
    • ISBN
      9784875710974
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] アメリカ文学における幸福の追求とその行方2018

    • 著者名/発表者名
      貴志雅之編、岡本太助、他
    • 総ページ数
      387
    • 出版者
      金星堂
    • ISBN
      9784764711761
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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