研究課題/領域番号 |
15K02355
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
三神 和子 日本女子大学, 文学部, 教授 (90134171)
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研究分担者 |
有満 保江 大妻女子大学短期大学部, 英文科, 教授 (20097075)
大場 久恵 日本女子大学, 文学部, 研究員 (20409270)
加藤 めぐみ 明星大学, 人文学部, 教授 (30247168)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ディアスポラ / オーストラリア / ニュージーランド / アイデンティティー / 移民 / ハイブリッド / 多文化 / 文学作品 / アボリジナル / マオリ / 帰属意識 / ハイブリット / イギリス / J.M. Coetzee / Richard Franagann / Rosa Pread / Kathrine Mansfield |
研究成果の概要 |
本研究は、母国を離れて生きる「ディアスポラ」の人々にとってをのアイデンティティーの確立の問題を取り上げ、この追及が母国(ホーム)やエスニシティーとどのようにかかわっているのかを両国の文学作品を通して研究した。文学作品においてもそれを主題に取り上げている作家が複数いる。このとき、アイデンティティーの追求が国家(ホーム)やエスニシティーと関係が無いとする作家もいるが、ニュージーランドで、アイデンティティーの追求が国家(ホーム)やエスニシティーと密接に関わっていると考える作家がいる。これらの作家の活動時期が、ニュージーランドの国家としてのアイデンティティー確立願望の時期と重なることが判る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母国を離れて生きる「ディアスポラ」の人々は、どのように自分のアイデンティティーを確立しているのだろうか?アイデンティティーの追求が母国(ホーム)や民族、エスニシティーと深くかかわることは、よくあることである。 しかしながら、この「ディアスポラ」とアイデンティティー確立の問題は1980年代以後複雑になってきた。移民や難民といった人々のグローバルな移動が激しくなり、国境という枠組みに呪縛されない人々が増加し、また、ハイブリッド化が進んだ地域が以前より多く見られるようになった。この複雑化の中、この問題を考えることは人間と共同体のかかわり方の問題を解く鍵を示そう。
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