研究課題/領域番号 |
15K02361
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 東京大学 (2019) 早稲田大学 (2015-2018) |
研究代表者 |
石原 剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00368185)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アメリカ文学 / 飛行文学 / リンドバーグ / アメリカ文化 / アン・モロウ / 空 / ノンフィクション / 飛行機 / リアリズム / アメリカ文化研究 / 紀行文学 / 自伝文学 / 航空文化 / フロンティア / 書誌 / 航空文学 / アメリカ |
研究成果の概要 |
これまで顧みられることの少なかった空や飛行という観点からアメリカ文学の姿を問い直した研究である。人類初の動力飛行を実現し、その後も世界に冠たる航空大国として君臨し続けてきたアメリカ合衆国においては「飛行文学」とでも呼べるような文学ジャンルが存在し、様々な形で多くの読者を獲得してきたが、本研究では、中でもアメリカ最大の英雄の一人であるチャールズ・リンドバーグの著作や、その妻アン・モロウ・リンドバーグの飛行文学に注目し、リアリズム、ジェンダー、暴力、帝国主義といった様々な角度からアメリカ飛行文学の特徴を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで国内外でほとんど顧みられることのなかったアメリカ飛行文学の特徴を一定程度明らかにしたこと。特に平和と暴力の相克が明らかにこの文学ジャンルを特徴づけていたことを実際の作品を例に示すことで、科学技術の発展による平和と破壊の相矛盾する問題に切り込んだこと。また200年を超える時間軸でアメリカ文学と空の関係を論じた研究書『空とアメリカ文学』(全10章、研究代表者による編著)を世に問うことで、飛行文学研究の新たな地平を切り拓いたこと。
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