研究課題/領域番号 |
15K02370
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
和栗 了 就実大学, 人文科学部, 教授 (90230937)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | マーク・トウェイン / ハニバル / 地図 / アメリカ文学 / 19世紀 / 西部 / ミズーリ州ハニバル / トム・ソーヤの冒険 |
研究成果の概要 |
ミズーリ州ハニバルの1854年版の地図を電子化し、公開し、マーク・トウェインの作品研究と作家研究に活用することが目的で、これは達成された。作家研究と作品研究に関しては、『マーク・トウェインはこう読め』(東京:柏書房、2016年)でこの地図を十分に活用した。ハニバルを舞台にした小説『トム・ソーヤーの冒険』に関しても、その恐ろしい側面を指摘し、新しい作品解釈を打ち出した。この研究を通じ、地図から見た文学研究という視座を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マーク・トウェインの文学世界を、ミズーリ州ハニバルの地図から考察するという研究は今までになかった。少年時代のトウェインの記憶にあったハニバルに最も近いものを描いている1854年出版のハニバルの地図は、極めて貴重な地図である。この研究でトウェインにとって故郷が安全で神話化された町でないことが明らかになった。同時に地図とその周辺の情報を用いた文学研究は、従来の批評よりもっと事実に立脚するものであり、斬新な批評方法を確立したと言える。
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