研究課題/領域番号 |
15K02380
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
松田 浩則 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (00219445)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 官能性 / 書簡 / エクリチュール / 書簡集 / エロス / 知性 / エロチシズム |
研究成果の概要 |
1920年から28年まで親密な関係にあったポール・ヴァレリーとカトリーヌ・ポッジとの間で交わされた書簡集と、たがいの日記さらにはポッジの遺作『魂の皮膚』を主たる研究対象としつつ、「二人で一人、一人で二人」という究極的な愛の姿がどのような手続きを経て実現されようとしていたかを明らかにした。またポッジの遺作『魂の皮膚』に、彼女とヴァレリーを結びつけた熱力学の第二法則ならびにネグエントロピーのが概念が生かされていること、そしてそうした考察が絶えず二人の身体をさいなむ「苦痛」と「快楽」を支配する意志のもとで行われていたことを明らかにした。
|