研究課題/領域番号 |
15K02382
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
藤原 真実 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (10244401)
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研究協力者 |
ベルクマン ジゼル
グロワザール ジョスラン
ムナン シルヴァン
アルティガス=ムナン ジュヌヴィエーヴ
吉川 一義
大須賀 沙織
フロンテニ フランチェスカ
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 17-18世紀 / フランス文学 / 恋愛論 / 妖精物語 / 恋愛地図 / 間テクスト性 / 対話 / 美女と野獣 / 思想論争 / 18世紀 / 17世紀 / 系列 / 論争 / ロベール・シャール / ペロー / カトリーヌ・ベルナール / 恋愛論争 / 作者性 / ボーモン夫人 / レリティエ嬢 |
研究成果の概要 |
本研究期間内に2回にわたりフランスおよび日本の研究者を招聘して国際研究集会を企画・開催し、17-18世紀フランス文学における「恋愛論争」の起源とその誕生の過程、さらに16世紀から20世紀までのフランス文学における系列(狭義の間テクスト性)と思想論争の展開について貴重な知見を得た。以上を踏まえて17-18世紀のテクストを分析した結果、『美女と野獣』に代表されるフランス17-18世紀の妖精物語が、古典古代以来書き継がれてきた文学作品に取材し、複数の書き手による複数の作品間に繰り広げられる対話をとおして練り上げられていった過程が明らかになった。現在はこの成果を単行書としても発表する準備を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、『美女と野獣』をはじめとする17-18世紀の文学的妖精物語が、口承の民間説話よりもむしろ、古典古代以来文字に書かれた文学作品に取材し、複数の書き手による作品相互間の対話のなかで練り上げられ書き継がれていった過程に光を当てるものである。それにより、従来のフランス文学史には記載されてこなかった『美女と野獣』のような妖精物語群を文学作品として正当に評価し、その作者たちを文学史のなかに位置づけるとともに、こんにち映画をはじめとする多様な文化に浸透し伝説化したそれらの物語の重要な根源の一つとして17-18世紀フランス文学を再評価することを提案する。
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