研究課題/領域番号 |
15K02400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 小樽商科大学 |
研究代表者 |
副島 美由紀 小樽商科大学, 言語センター, 教授 (20226707)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ドイツ現代文学 / オーストリア現代文学 / ポストコロニアル文学 / 植民地文学 / 旧ドイツ領植民地 / 植民地研究 / ポストモダン文学 / スイス現代文学 |
研究成果の概要 |
本研究はドイツ語圏におけるポストコロニアル文学を研究したものだが、以前から行っていた旧ドイツ領アフリカ関係の歴史及び作品研究と英語圏由来のポストコロニアル理論を土台として、旧ドイツ領南洋及び中国の膠州湾租借地に関する現代文学作品を対象とした。結果として、ウーヴェ・ティム、トーマス・シュタングル、イリヤ・トロヤノフ、シュテファン・トーメ等13人の作家による、『半影』、『唯一の場所』、『世界収集家』、『夷狄の神』等計15の作品を扱った。この研究の成果は、9回の学会発表、9本の学術論文として結実し、論文のうち3本は、発行予定の2冊を含む書籍三冊の一部として出版及び出版予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドイツにおける植民地支配の省察的歴史研究及び文学作品の誕生および批評はようやく1990年頃に始まったもので、日本のドイツ文学研究にとっても新分野であった。当研究は、まず英語圏で誕生したポストコロニアル理論を援用しながらドイツ語圏のポストコロニアル文学を論じたもので、取り分け旧ドイツ領のアフリカ、南洋および膠州湾租借地のそれぞれの歴史に注視した点においても日本においてパイオニア的な研究であった。
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