研究課題/領域番号 |
15K02407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 東洋大学 (2017-2018) 東京大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
小椋 彩 東洋大学, 文学部, 助教 (10438997)
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研究協力者 |
ピョートル ミツネル
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 亡命ロシア / フィロソフォフ / チャプスキ / ゴモリツキ / 戦間期ポーランド / レーミゾフ / 亡命ポーランド / ユゼフ・チャプスキ / レオン・ゴモリツキ / ワルシャワ / ブブノワ / 亡命 / ロシア文学 / ポーランド文学 / 戦間期 |
研究成果の概要 |
研究の蓄積の浅い、戦間期ポーランドの亡命ロシアの文学活動の実態について明らかにした。とくにロシア象徴派の詩人でありながら反ボリシェビキの急先鋒としてワルシャワの亡命ロシアで中心的役割を担ったドミートリイ・フィロソフォフとフィロソフォフの結成したサークル「コロムナの家」、そのサークルに参加したロシア及びポーランドの作家たちの創作活動の実態、のちにパリに移住し亡命ポーランド系雑誌編集主幹となるユゼフ・チャプスキの活動や、亡命者たちの交流について調査し、創作への影響等について分析を加えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロシア革命後に欧州を中心に生まれたロシア・ディアスポラに関する先行研究の多くは、パリ・ベルリン・プラハを扱っているが、ポーランドの都市について、研究はほとんど進んでいない。筆者は研究の蓄積の浅い戦間期ポーランドの亡命ロシアに着目、ワルシャワに亡命ロシア文学サークルを結成し、亡命ロシアの中心となったドミートリイ・フィロフォフォフと、そのサークルに参加し、のちにパリに居を移して亡命ポーランド系雑誌の編集を務めた亡命ポーランド人ユゼフ・チャプスキを中心に調査を進め、ポーランドの亡命ロシア人の文化活動や、亡命ロシア人とポーランド人の交流について明らかにした。
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