研究課題/領域番号 |
15K02408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
柳原 孝敦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20287840)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ラテンアメリカ / スペイン / 拡大ナショナリズム / 世界文学 / トランスアトランティック / スペイン内戦 / 第二次世界大戦 / ラテンアメリカ主義 / 知識人 / モデルニスモ / ルベン・ダリーオ / アルフォンソ・レイェス / キューバ / カルペンティエール / メキシコ / ブニュエル / マックス・アウブ / 知識人ネットワーク / 現代スペイン文化 / ポスター芸術 / 壁画運動 / 翻訳 |
研究成果の概要 |
本研究は、作家や知識人の移動(亡命など)が、その移動した先の文化に及ぼす影響を記述・考察するものであり、その結果、「ラテンアメリカ文学」などの概念を捉え直すこと、そしてやがては、近年語られることの多い「世界文学」との関連を探ることを目的としている。本研究の期間、私は5本の雑誌掲載論文、2件の口頭発表(講演)、一冊の単著を発表し、その成果を世に問うた。それぞれ、モデルニスモの時代、アルフォンソ・レイェスとアレホ・カルペンティエールの事例、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、スペイン内戦などを扱いながら、ラテンアメリカの意識の形成と解体、その後の「世界文学」の概念への展開の問題を論じた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラテンアメリカの概念を一種の拡大ナショナリズムとして捉え、かつ、それが大西洋の向こう側の存在を必要としていたという私の主張は、それ自体、他には見られない主張であるが、さらにそれを「世界文学」の概念へのステップとしてみなす見通しを得、それを独自の文学史記述に活かしている最中である。
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