研究課題/領域番号 |
15K02421
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
三好 俊介 駒澤大学, 総合教育研究部, 准教授 (00311853)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ロシア文学 / 亡命文学 / ロシア詩 / 亡命ロシア文学 / ホダセヴィチ(ホダセーヴィチ) |
研究成果の概要 |
ロシア革命以後の長きにわたり、言論の自由の制約される故国を逃れた亡命ロシア人が集住するパリは、ロシア文化継承の重要な拠点となった。本研究では、亡命ロシア文壇(特にパリ)における重要人物である詩人かつ文芸評論家V・ホダセヴィチに着目し、欧米各国に散在する関連資料(一次史料多数を含む)を実地踏査により収集した。 これにより亡命ロシア文学界の実像のさらなる解明が期待される。大量の収集資料の分析結果はすでに一部を発表しているが、さらなる分析も鋭意進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
亡命ロシア文学研究の困難の一つは、研究資料がロシアだけでなく世界各地に散在するために当時の実像がつかみにくい点にある。本研究ではこの困難を克服するため、ロシア(モスクワ、サンクトペテルブルク)、米国(コロンビア大学、イェール大学)、フランス(パリ)の文書館等を訪問し、ホダセヴィチ周辺に焦点を絞った集中的な資料収集を行った。さらに、収集対象外の関係資料のアクセス手法など、今後の研究にむけた知見も獲得できた。 得られた知見の分析・発表を順次おこなっており、亡命ロシア文学の重要な諸問題(創作の環境や、作家間の交流、文学論争など)について一層の解明が期待できる状況となっている。
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