研究課題/領域番号 |
15K02428
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 国士舘大学 (2018) 常磐短期大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
石野 裕子 国士舘大学, 文学部, 准教授 (70418903)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ナショナリズム / ヨーロッパ / 民族文化 / フィンランド / 文化表象 / 西洋史 / 北欧 / 文化受容 / 北欧文学 / 戦間期 / イレデンティズム / 詩 / 表象文化 |
研究成果の概要 |
本研究では、戦間期フィンランドにおける「大フィンランド」表象が「大フィンランド」実現を目標に掲げた団体の著作物だけではなく、一般誌や全国新聞の記事からも読み取ることができることを明らかにした。また、戦間期フィンランドにおいて「大フィンランド」を支持する世論が形成されていった過程を指摘し、その支持基盤として民族叙事詩『カレワラ』の存在やフィンランド人とカレリア人の「近親民族」思想の利用を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果はこれまでの研究で注目されてこなかった一般誌や全国新聞の記事を分析し、それらの記事が読者に「大フィンランド」を支持させるような文化表象を多く用いていたことを指摘できた点、および戦間期フィンランドの世論形成過程を分析した点に学術的意義が見出せる。また「大フィンランド」を解説した一般書の研究成果、「大フィンランド」の文化的表象をわかりやすく説明した講演会は広く社会的意義が見出せる。
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