研究課題/領域番号 |
15K02436
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高橋 文治 大阪大学, 文学研究科, 招へい教員 (00154857)
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研究分担者 |
加藤 聰 京都女子大学, 文学部, 准教授 (10335325)
谷口 高志 佐賀大学, 教育学部, 准教授 (10613317)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 皇天后土 / 封禅 / 淫祀 / 郊廟祭祀 / 五嶽 / 女神 / 武則天 / 五岳 / 昊天后土 / 中嶽嵩山 / 東嶽泰山 / 西嶽崋山 / 后土廟 / 国家祭祀 / 淫祠 / 民間祭祀 / 楽府 / 歌行体 / 碑刻 / 伝奇小説 / 宗廟 / 神廟 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、唐代文学の中を流れる天地宇宙観とその変遷を、神廟祭祀における主体、対象(神格)、祭り方の描写を通じて分析することを企画したものである。本研究課題の成果は以下の三つの視点から作成された。第一の視点は儒教が伝統的に祭祀の対象とはみなさなかった女性神を唐代はどのように祭ったかという問題であり、これは研究代表者高橋文治が担当した。第二の視点は、これも儒家が祭祀の主体として想定しなかった女帝がいかに祭祀を企画したかという問題であり、これは研究分担者加藤聰が担当した。また第三の視点は、民間の淫祀をめぐって地方官がいかなる議論を展開したかという問題であり、これは研究分担者谷口高志が担当した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は、唐代の帝王や朝臣たちが祭祀についていかなる議論を展開し、文人たちがその議論や観点をどのように文学に定着させたかを観察することによって、唐代における国家観や天地宇宙観を抽出することを企画したものである。中国における国家祭祀や民間祭祀の変遷は、思想史や政治史の立場からこれを取り上げることはあっても、文学史研究の立場からこれを取り上げることはなかった。しかし、唐代の文人たちは国家祭祀や民間祭祀に意外に重大な関心を寄せていたのであり、個々の祭祀の実情を最も活き活きと後世に伝えているのも文学作品だったのであり、この点に着目したのが本研究課題最大の学術的、社会的意義といえるだろう。
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