研究課題/領域番号 |
15K02455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
長崎 広子 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 准教授 (70362738)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ヒンディー / 韻律 / 詩論書 / 音韻 / モーラ / 音節 / ブラジ・バーシャー / 詩論 / ヒンディー文学 / バクティ |
研究成果の概要 |
ヒンディー詩論書の中でも特に韻律学の形成と発展に着目して、17世紀のSukhdev Misraの韻律書をベナレスとガヤの2写本から書き起こし、校訂して英訳を付けた。また、韻律定義で用いられる専門用語集を作成した。研究論文として、プラークリット・アパブランシャのモーラ韻律から直接的な影響を受けて発展したヒンディー韻律が、独自の詩形(KabittとSavaiya)を作り、また現代で起こる潜在母音aの脱落で新たな音韻リズムを作り出した過程を詩論書の記述から明らかにした。また、ヒンドゥーとムガル宮廷における詩論書と韻律学の位置づけを研究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古ヒンディーの詩論書のなかで韻律学についての研究は、Bhanu以来およそ100年間停滞していたが、本研究において16世紀以降ヒンドゥーとムガル宮廷の宮廷詩人がヒンディー詩論書の一部として韻律学について研究していたことが明らかになった。ヒンディーの音韻リズムの変化について日本語と英文で論文を書き、その他の研究成果も特に海外での学会と学術論文を中心に英文で発表した。 また海外の古ヒンディー研究者と共同研究をすすめ、海外から研究者を招いて日本で初めての古ヒンディーとヒンディー韻律学の研究会を開催した。
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